[00:17.35]すっかり乗り慣れたフライトで [00:19.14]今日こそ堕ちてくれないだろうかと [00:21.22]頬杖ついて雲を眺める話をあと何度しよう [00:25.24]誰かを言い負かす為の機会を [00:27.19]何かにつけ狙っていた暮らしも [00:29.14]未だに古くなっちゃくれない [00:31.54] [00:33.25]優しくしてくれたあの子にまでも [00:35.17]どうせ心の中じゃ、なんてことを [00:37.33]思ってしまったのもつい最近ではあるけれど [00:41.19]小指に巻いた絆創膏が [00:42.78]見えるようにと近づいたばっかりに [00:45.01]本当は無かった傷が欲しくなる [00:47.36] [00:49.15]洒落っ気に欠けていた生返事を [00:53.10]嫌ってくれとまでは言えないけど [00:56.96]攫っていった未来に「そうかそうか」と頷いて [01:01.56]歩いた地上でのこと [01:04.25] [01:05.03]飛べない鳥になっていた ふらり彷徨ったまま [01:08.89]空からじゃ見られない眺めがあるんだと [01:12.97]言葉へ落とし込んで最後 嘘に変わってもね [01:16.92]ただそれとなく伝わるものがあればいい [01:21.65] [01:36.70]ぼんやり難しく思うことも [01:38.64]それなりに愛しくなれることを [01:40.59]知ってか知らで分かったフリばかりが上手い人を [01:44.63]嘲たことは無いと言ったものの [01:46.46]意味もなくケラケラと笑う僕を [01:48.59]言い表せた文字が欲しくなる [01:50.85] [01:52.53]黙っていれば誰かが口を開くもの [01:56.65]座って待っていましょう お茶を飲みながらでも [02:00.59]狂っちまった時代よさらば 「お先にどうぞ」と [02:04.94]静かに言った後 [02:07.70] [02:08.48]泳げない魚になっていた ひとり強張ったまま [02:12.42]水面に歪んだ自分の姿を記憶へ落とし込んで [02:18.12]誰も悪くないんだってね [02:20.47]ただ一度だけ思わせるものがあればいい [02:24.79] [02:31.98]誰のせいだろう 僕のせいかも [02:34.15]いや、きっとあいつのせいだのと [02:36.16]暗くなる外 張り詰める場所 繰り出す一人分の音 [02:40.03]「あなたにわからないだろうけど」 [02:42.05]言葉尻にはそう言い捨ててやろう [02:43.92]でも 嗚呼もう いつまで経っても救われない歌よ [02:47.34] [02:47.89]あるはずがなくなっていた ゆらり揺蕩ったまま [02:52.01]寄る辺なく縋っていたはずだったのに [02:56.09]思いを遡ってみたって思い出せないね [03:00.31]それが端からあったものなのかすら [03:03.89] [03:04.06]飛べない鳥になっていた ふらり彷徨ったまま [03:07.95]空からじゃ見られない眺めがあるんだと [03:12.04]言葉へ落とし込んで最後 嘘に変わってもね [03:16.02]ただそれとなく伝わるものがあればいい [03:20.37]