[ar:キタニタツヤ、はるまきごはん (春卷饭)] [ti:月光] [al:月光] [offset:0] [00:00.90]ガラクタばかりを集めて [00:03.10]ボロ切れひとつを被せた [00:05.34]醜い形をしたレプリカ [00:09.73]誰かが紡いだ言葉を [00:11.91]誰かが奏でた音色を [00:14.09]歪にコラージュした偽物 [00:18.22]一番最初はベイルの中 [00:20.52]革新的な少年の愛情が [00:27.00]僕ら気付いたらもう見えなくなる [00:29.29]おもちゃを無くした子供が泣いている [00:34.35]どうしてだろう? [00:35.39]あのスポットライトに照らされている [00:39.69]その背中はまたこの手から遠ざかっていく [00:43.97]あなたみたいになれやしなくて [00:46.27]あの月を追いかけるように [00:48.47]渇いた心は 満たされないまま [00:52.84]一人になって 一人になって [00:55.13]くすんだ夢を見続けてしまった [00:58.72]なぞる僕たちは [01:01.80]ガラクタだって、ボロ切れだって [01:03.88]その心臓が放つ血液には [01:06.49]僕だけの怒りがあった [01:18.10]足りないのなんだったんだろう [01:20.28]神様に聞いてきたあとで [01:22.43]堕天使の弓矢に口止めされた [01:26.85]初めから知っていたんだよ [01:28.95]忘れた芝居をしてんだよ [01:31.25]貰いもんの剣を抱きしめている [01:35.51]何十回目の失望だろう? [01:37.64]いっそ何もかも捨ててしまいたいと [01:44.14]きっと最後は何も残らない [01:46.21]愛も、紡いだ音も、名前も朽ちていく [01:51.38]どうしてだろう? [01:52.37]この胸の奥にこびり付いている [01:56.81]冬の夜の静寂に似た孤独を [02:01.11]あなたはきっと知りもしないで [02:03.37]一人星を見ていた [02:05.61]赤い目の僕に気も留めないまま [02:09.97]隣りに立ったあなたは遠くて [02:12.27]くすんだ夢も見えなくなってしまって [02:15.75]それでも追い続けて [02:18.85]偽物だって、真実だって [02:20.94]いま振り返れば ただそこには [02:23.54]ぼやけた記憶があった [02:27.22]廃物と化したアイロニー [02:28.75]クリシェを抜け出したいのに [02:31.05]「また誰かの焼き直し?」 [02:35.73]数多の星の屑たち [02:37.85]沈み消えゆくユースタシー [02:41.18]無慈悲な月の光 [02:44.71]「アイデンティティさえまやかし?」 [02:52.86]「盗んででも愛が欲しい?」 [03:00.71]羊のような雲が浮かんだ昼すぎ [03:04.92]懐かしい歌が風に揺れている [03:09.33]あなたの声で教えて貰った言葉 [03:12.44]今でも忘れぬように書き留めてる [03:16.41]同じことを [03:18.27]あなたみたいになれやしなくて [03:20.40]あの月を追いかけるように [03:22.62]渇いた心は 満たされないまま [03:26.87]時間が経って 時間が経って [03:29.19]振り返る時 目を逸らさぬように [03:32.85]なぞる僕たちは [03:35.86]ガラクタだって、ボロ切れだって [03:38.11]醒めぬ夢を追っていた先には [03:40.63]僕だけの光が、ずっと