[00:20.602]堕ちた世界の終焉で [00:25.225]絶間ない赤を抱く [00:30.103]贖罪を掻き分けて [00:34.735]白蓮の意思は阡年回廊 [00:49.306]忽然 視界の中心で [00:53.973]揺れる感情と裏腹に [00:59.227]真直ぐな銀色線は [01:03.791]只 掌で囁いて居た [01:09.276]「…きっと其んな意図なんだ…」 [01:17.286]蜘蛛を掴む様なモノガタリ [01:23.394]貴方が何様なんだとしても [01:25.830]救いの亡い莫迦だったとしても [01:28.219]千断れそうな愛の様な"賽"を [01:31.271]手繰り寄せたんだ [01:33.022]其の糸が地獄に照り返る [01:35.499]"赤色"なんだと気付いて居ても [01:37.902]―僕は其れに縋る事しか [01:40.231]出来なかった訳ですから [01:51.798]堕ちた世界の中心で [01:56.713]絶え間ない夢掴む [02:01.160]ふと底を見下ろす [02:06.202]幾千の四肢が縋っていた [02:30.587]どれだけ伝って来たのか [02:33.013]どれだけ足掻いて来たのか [02:35.404]咽び泣くは血の池の様 [02:37.821]蠢き喚くは罪人模様 [02:40.217]手を差し伸べた訳じゃ亡いのだろう [02:42.640]貴方は僕が足掻く様を見て [02:45.037]嘲笑っておられたのだろう [02:47.410]かつて僕が"そうした"様に [02:52.113]「…其れでも愛していたんだ…」 [02:58.010]蜘蛛を掴む様なモノガタリ [03:16.419]貴方が神様なんだとしても [03:18.649]"救い"と云う釈迦だったとしても [03:21.079]千断れそうな愛の様な"賽"に [03:24.032]しがみついたんだ [03:25.857]其の糸が地獄に照り返る [03:28.225]"赤色"なんだと気付いて居ても [03:30.653]―僕は其れに縋る事しか [03:33.045]出来無かった訳なんだ [03:35.456]貴方が何様なんだとしても [03:37.789]救いの亡い莫迦だったとしても [03:40.244]千断れそうな賽の様な [03:42.454]“愛”を 求めてしまったんだ [03:44.999]「この糸は己の意図だ!」と [03:47.468]叫んで断れた雲の異図 ああ [03:49.801]―僕は其れに縋る事さえ [03:52.230]出来無かった訳ですから