[00:00.000] 作词 : IDONO KAWAZU [00:01.000] 作曲 : IDONO KAWAZU [00:14:84]摩天に伸びる幾何かの塔 [00:17:49]軍粮精色した穴に潜む鴻 [00:20:08]縮みゆく眼下、蠢く群像 [00:22:68]見下す一握りの富裕層の嘘 [00:25:43]地上数十米に運ばれる [00:28:19]酸いも甘いもがなる穿つ幻想 [00:30:50]枢を貫く阿弥陀状の格子戸 [00:33:19]ひとつひとつが張りぼて演舞場 [00:36:09]あれ程の熱意が嘘の様 [00:38:52]恒常性皆無の両棲類の相 [00:41:31]起食働寝を規則正しく刻む日々 [00:44:17]気付けば袋小路入り込む唯の迷路 [00:46:80]この都市は何時でも悪平等 [00:49:23]誰にも徹底した絶対零度 [00:52:17]僕が去っても何も変わらない [00:54:90]僕が消えても誰も気づかない [00:57:15]傷ついてまた溺れて [01:02:92]簡単なことで躓いて [01:05:61]足を引っ張るが無能だね [01:08:25]薇狂った傀儡に台詞は必要無いね [01:13:68]緩慢歩みを寄せても [01:16:35]空しいだけなら [01:19:88]もう傘もいらないや [01:45:71]ぐんぐん登る無知達の内 [01:47:99]才の芽の出る者のみ許される権利 [01:50:88]淘汰されるのするのもみな同じ [01:53:30]行き場を失った漂流者の知己 [01:56:26]いつもの場所へと午前一時 [01:58:85]もう誰も猫も影も残っちゃいない [02:01:55]そっと地図から消したんだ [02:03:88]また独りぼっちに戻るんだ [02:06:57]もう慣れた…慣れたかった [02:11:17]「ツカレタンダ」 [02:12:40]単純なことができなくて [02:14:92]歯軋ることが非業だね [02:17:63]心を隠して読み合うなんて [02:20:34]必用ないね [02:22:91]意味なく理由なく群れても [02:25:65]寂しいだけなら [02:29:09]もう誰も聞かないで [02:33:47]夢の壮観だってもう [02:37:81]あまりに寒く冷えた世界 [02:41:15]ただ息苦しい未来 [02:44:03]消耗して融けていく命を [02:46:63]疲弊して死んでいく半身を [02:49:14]奢侈だなんて思わないでよ [02:55:02]「単純ナ僕デ悪カッタネ」 [02:57:73]簡単なことが伝わらなくて [03:00:27]推敲なんて欺瞞だね [03:02:91]必死に繋いだ弖爾乎波だって [03:05:55]出鱈目だね [03:08:31]最期の仕舞いに殘るのが [03:10:87]「さよなら」だけなら [03:14:59]もう傘も差さないで [03:18:53]泣き噦っては泣き噦っては [03:21:19]聞こえない振りをして [03:23:93]穢したのも壊したのも [03:26:46]全部僕の所為だって [03:29:25]償っても償っても [03:31:77]消せぬ罪を抱いても [03:35:75]此処に居たかったと気付いたんだ [03:40:38]貴方の言葉を今知った