[00:00.40] [00:17.37]いついつ出やる 籠の外 [00:20.58]抜き足差し足じゃ おいてけぼりだ [00:24.15]倦まず弛まず歩けども [00:27.00]おぼつかない足取り [00:30.07]ないものばかりほしがって [00:33.67]探し疲れて続きはいつかとか [00:36.92]でも 手をこまね [00:38.54]つっ立っているよりはまだいいな [00:42.78]あめ あめ 降れやもっと [00:46.15]蛇の目の傘さしたいの [00:49.38]絢爛な模様のぼんぼりたちも [00:51.21]ただそれだけじゃ物足りないな [00:53.27]灯してよこころごと [00:56.70]まどかな月がのぼる今宵は [01:00.46]あまねく世に響くように謳え [01:03.85]巡るぐるり かりそめのいま [01:06.95]生き死になんて忘れちゃって [01:09.74]夢の道すがら 覚めないままで [01:13.28]その手を取って 闇夜だって駆ける [01:16.48]ちとせ流れても憶えていて少年の日の夢 [01:22.97] [01:35.74]これも誰かの掌の上 [01:39.19]死にそうなくらい退屈な夜に [01:42.35]足音は言葉よりも雄弁に [01:45.45]躍る感情を響かせていた [01:51.70]今この瞬間でさえも [01:54.72]一秒後にはもう過去になるけど [01:58.76]逆らえない時の中で昨日の明日を生きる [02:04.42]花曇りの空だった [02:07.67]日に咲く暈が見たいの [02:10.87]息を止めても心臓は打つ [02:12.87]立ち止まっても地球は回る [02:14.37]時間は待ってくれない [02:18.22]まどかな月がのぼる今宵は [02:21.96]うたかたの物語を紡げ [02:25.20]満ちて欠ける 心模様に [02:28.41]字余りな思いを乗せて [02:31.25]命はまたたき 歌はとこしえ [02:34.85]未来世まで走り出せ少年よ [02:37.85]終わりのない永久にはない [02:41.15]夜明けを見ていたい [02:44.26]あー 何回 何千 何万回と生きてみても [02:47.65]わかんないなこの難問 解答なんて出ないや [02:50.74]なあ「もしも」だとか空論は昨日に捨てて明日を始めようか [02:57.25]