[00:28.26]僕が死のうと思ったのは [00:34.30]ウミネコが桟橋で鳴いたから [00:39.68]波の随意に浮かんで消える [00:45.53]過去も啄ばんで飛んでいけ [00:50.93]僕が死のうと思ったのは [00:57.02]誕生日に杏の花が咲いたから [01:02.20]その木漏れ日でうたた寝したら [01:08.31]虫の死骸と土になれるかな [01:14.05]薄荷飴 漁港の灯台 [01:16.72]錆びたアーチ橋 捨てた 自転車 [01:19.82]木造の駅のストーブの前で [01:22.68]どこにも旅立てない心 [01:25.61]今日はまるで昨日みたいだ [01:28.43]明日を変えるなら今日を変えなきゃ [01:31.40]分かってる [01:32.67]分かってる けれど [01:39.36]僕が死のうと思ったのは [01:45.56]心が空っぽになったから [01:50.75]満たされないと泣いているのは [01:56.73]きっと満たされたいと願うから [02:25.47]僕が死のうと思ったのは [02:31.46]靴紐が解けたから [02:36.84]結びなおすのは苦手なんだよ [02:42.74]人との繋がりもまた然り [02:48.33]僕が死のうと思ったのは [02:54.17]少年が僕を見つめていたから [02:59.56]ベッドの上で土下座してるよ [03:05.60]あの日の僕にごめんなさいと [03:11.39]パソコンの薄明かり [03:14.45]上階の部屋の生活音 [03:17.13]インターフォンのチャイムの音 [03:20.00]耳を塞ぐ鳥かごの少年 [03:23.02]見えない敵と戦ってる [03:25.70]六畳一間のドンキホーテ [03:28.66]ゴールはどうせ醜いものさ [03:36.77]僕が死のうと思ったのは [03:42.89]冷たい人と言われたから [03:48.14]愛されたいと泣いているのは [03:54.28]人の温もりを知ってしまったから [04:22.47]僕が死のうと思ったのは [04:28.17]あなたが綺麗に笑うから [04:33.95]死ぬことばかり考えてしまうのは [04:39.95]きっと生きる事に真面目すぎるから [04:45.68]僕が死のうと思ったのは [04:51.44]まだあなたに出会ってなかったから [04:56.68]あなたのような人が生まれた [05:02.71]世界を少し好きになったよ [05:08.26]あなたのような人が生きてる [05:14.10]世界に少し期待するよ