[00:00.900]歌声が聞こえた、 [00:05.500]空をたゆたうあなたの声。 [00:10.400]この日は強い風の日で、 [00:15.100]見上げたらもう、いなくなっていた。 [00:19.900]ゆうやけこやけのチャイムは、 [00:24.700]はやくお帰りよと、 [00:29.500]そっと教えてくれたけど、 [00:34.400]目を開けたら、 [00:36.400]日が暮れていた。 [00:38.900]帰りの空は [00:41.300]とても赤くて、 [00:43.900]急いだのを [00:46.050]覚えています。 [00:48.500]名の無い星が [00:50.800]空に堕ちたら、 [00:53.600]くじらの歌が [00:55.900]聞こえました。 [00:58.450]天の川の方へ、 [01:03.150]どんどん伸びる彼方のかげ。 [01:07.900]呼ぶ声が聞こえないほど、 [01:12.700]遠くの空へ飛んでいった。 [01:17.500]むつまじく [01:19.650]あやとりをして [01:22.300]わらうのに [01:24.730]むちゅうで [01:27.100]めをつむり [01:29.200]かぞえおろして [01:32.000]たのしそうに [01:34.000]てをふっていた [01:37.600]帰りの空は [01:40.000]とても赤くて、 [01:42.700]見るやいなや [01:44.800]走っていた。 [01:47.200]名の無い星が [01:49.600]空に堕ちたら、 [01:52.200]くじらの歌が [01:54.800]聞こるでしょう。 [01:57.400]わらべうたの意味は、 [02:01.900]二度と思い出せず。 [02:07.000]ゆるやかに忘れられて、 [02:11.600]瑠璃色の石になるてしょう。 [02:16.000]帰りの空は [02:18.500]とても赤くて、 [02:21.100]見るやいなや [02:23.150]走っていた。 [02:25.700]名の無い星が [02:28.000]空に堕ちたら、 [02:30.800]くじらの歌が [02:33.000]聞こるでしょう。 [02:35.200]帰りの空は [02:37.700]とても赤くて、 [02:40.300]見るやいなや [02:42.400]走っていた。 [02:44.800]名の無い星が [02:47.200]空に堕ちたら、 [02:49.900]くじらの歌が [02:52.200]聞こるでしょう。 [02:54.800]歌声が聞こえた、 [03:00.000]空をたゆたうあなたの声。