[00:00.000] 作词 : 凋叶棕 [00:01.000] 作曲 : ZUN [00:50.18]――一体ここは何処なのだろう。 [00:56.33]連続しない現実は。 [01:03.44]人はそれを夢と呼ぶ。 [01:08.19]だけれど。 [01:10.10]現実は一つしかない。 [01:16.22]. [01:17.01]その身に起こる全ては [01:20.70]一つの魂を介して [01:24.04]その身体を遍く満たし [01:27.97]そして『現実』となる [01:30.60]. [01:30.88]私がどこにいて [01:34.30]何を見ようとも [01:37.68]ここが『現実』だと [01:41.16]信じる他にない [01:46.84].. [01:54.44]. [01:58.42]――私にはユメがあった。 [02:04.91]翔けるは見知らぬ世界。 [02:12.01]息の詰まる日常を。 [02:16.75]抜け出し。 [02:18.30]. [02:18.73]誰も知らない世界へと。 [02:25.71]. [02:25.91]けれどあの世界の全ては [02:29.15]終わりの無い悪夢として [02:32.60]この魂を遍く満たし [02:36.51]そして『現実』となる [02:39.10]. [02:39.42]私の在る場所 [02:42.81]夢になどでなく [02:46.28]この現実にこそ [02:49.99]見出すために [02:52.50]. [02:52.85]――もしも願いが叶うのなら。 [02:59.93]もう二度と。 [03:02.90]悪しき幻想など見ないように。 [03:07.10]. [03:07.35]縋りたい、この希望に、けれど。 [03:14.48]それを『悪夢』と呼ぶと、私は知っている! [03:21.90].. [03:22.14]. [03:22.47]だから、今。 [03:24.26]この手で全て否定すること。 [03:27.47]. [03:27.66]――悪夢の果てに見るユメとして。 [03:35.24]... [03:46.05].. [04:00.35]. [04:01.78]――私にはユメがある。 [04:08.27]小さな、ささやかなユメ。 [04:15.36]この幻想を手放して [04:20.15]そうして。 [04:22.05]. [04:22.59]私の今を取り戻す。 [04:28.92]. [04:29.10]あの世界で得た全てが [04:32.59]私を縛る楔となり [04:35.98]その全てが遍く満ちて [04:40.00]そして『現実』となる [04:42.66]. [04:42.89]けしてしまうため [04:46.27]もうもどらないよう [04:49.71]あのゆめのせかいなど [04:53.17]こわしてしまえ [04:56.19]. [04:56.38]――そう一つずつ積み重ねる。 [05:03.02]この全てを。 [05:06.58]否定するべき言葉たちを。 [05:10.41]. [05:10.64]解き放つ、この魂を、だから [05:15.38]けして終わることのない幻想など [05:21.05]いらない! [05:25.18]. [05:25.39]自問い続ける。 [05:27.58]その幻想が壊れるまでに。 [05:30.72]. [05:30.91]――悪夢の果てに見るユメとして。 [05:39.77].. [05:44.55]. [05:51.58]夢を見る。 [05:54.87]安らかなる夢 [05:58.22]――それは或いは、現実なのか? [06:08.42].. [06:23.38]. [06:34.19]――夢と現実が狂わぬように。 [06:41.19]今度こそ。 [06:44.09]本当の夢を見るために――。 [06:48.10]. [06:48.38]現実には、ユメなどない、だから。 [06:54.29]夢という名のユメを、抱きしめ続ける! [07:02.45]. [07:02.67]どうか。嗚呼。 [07:05.47]この現実が続くのならば。 [07:08.59]. [07:08.81]――悪夢の果てに見る夢となるように。