[00:00.00] [00:05.71]誰も未だ知らない 赤い月が照らす [00:10.50]今から始まる物語 [00:25.56]届け。君の元へ [00:28.00]胸が焼ける思い [00:30.46]名前も知らない瞳が [00:32.93]僕の心奪って逃げた [00:35.32] [00:35.62]震える小さな肩 [00:38.00]零れる大きな涙 [00:40.45]乾いた頬濡らして落ちてった [00:44.48] [00:45.69]愛は嫌いなんだ [00:48.00]君を手に入れるのに [00:50.48]複雑な理由は要らない [00:52.98]熱い身体を抱き寄せた [00:55.31] [00:55.56]針が空を指してる [00:57.95]星が夜を包んでる [01:00.47]二人だけの世界 [01:04.61] [01:06.27]この手を [01:08.87]振り解く [01:11.33]漏れる白い吐息、 [01:13.84]遠く君の声 [01:15.66] [01:16.05]その小さな背中を追い掛けて [01:20.98]前へと必死に手を伸ばした [01:25.18] [01:25.48]「痛い」「嫌い」何度も [01:28.02]土に響く叫び [01:30.49]首の辺り舐めるように [01:32.95]負の感情に火を付けて [01:35.33] [01:35.57]柔い肌に微かに残る [01:38.91]優しい温度も [01:40.52]僕が全部飲み干してくから [01:44.72] [01:56.11]「貴方は一体誰なの?」 [01:58.64]問いかける瞳 [02:01.25]絶える白い吐息、 [02:03.72]遠のく君の声 [02:05.91] [02:06.20]月は未だ、空の上 [02:08.71]街の隅、ビルの陰 [02:11.11]耳元で囁いた [02:13.60]「君は今幸せだから」 [02:15.67] [02:15.92]雨が温度を奪っていく [02:18.17]傷を腐らせていく [02:20.92]境界を越えてただ世界は狂うばかり [02:25.30] [02:25.64]届け。君の元へ [02:28.02]胸が焼ける思い [02:30.53]存在を確かめるように [02:32.94]冷え切った身体を抱いた [02:35.25] [02:35.53]多分叶わないだろう [02:37.93]言葉は届かないだろう [02:40.49]闇が全部飲み込んでいくから [02:44.73] [02:45.98]アスファルトに染みた跡を洗い流す雨 [02:50.94]寂しい僕の心の奥君の声 [02:54.76] [03:16.01]唯独り、 [03:20.91]丘の上 [03:25.91]見下ろせば濡れた街 [03:31.17]振り上げた拳には痛みが未だ残る [03:35.25] [03:35.58]午前四時、丘の上 [03:37.95]瞬きを忘れても [03:40.52]星空は今も未だ [03:42.96]瞳に鮮やかに映る [03:45.26] [03:45.58]愛は嫌いなんだ [03:48.02]君を一人残し [03:50.52]風と雨に晒したくはないから [03:54.81] [04:01.06]-END-