[00:01.21]夜に浮かんでいた [00:04.81]海月のような月が爆ぜた [00:08.51]バス停の背を覗けば [00:11.80]あの夏の君が頭にいる [00:22.57]だけ [00:28.93]鳥居 乾いた雲 [00:32.35]夏の匂いが頬を撫でる [00:35.84]大人になるまでほら [00:38.62]背伸びしたままで [00:42.67]遊び疲れたら [00:46.00]バス停裏で空でも見よう [00:49.51]じきに夏が暮れても [00:52.83]きっときっと覚えてるから [00:56.67]追いつけないまま大人になって [01:00.11]君のポケットに夜が咲く [01:03.45]口に出せないなら僕は一人だ [01:06.89]それでいいからもう諦めてる [01:13.75]だけ [01:27.00]夏日 乾いた雲 [01:30.56]山桜桃梅 錆びた標識 [01:34.15]記憶の中はいつも夏の匂いがする [01:40.97]写真なんて紙切れだ [01:44.28]思い出なんてただの塵だ [01:47.73]それがわからないから [01:51.22]口を噤んだまま [01:54.55]絶えず君のいこふ [01:57.49]記憶に夏野の石一つ [02:01.84]俯いたまま大人になって [02:05.27]追いつけない ただ君に晴れ [02:08.55]口に出せないまま坂を上った [02:12.05]僕らの影に夜が咲いていく [02:21.00]夜が咲いていく [02:32.77]俯いたまま大人になった [02:36.03]君が思うまま手を叩け [02:39.48]陽の落ちる坂道を上って [02:42.96]僕らの影は [02:46.35]追いつけないまま大人になって [02:49.79]君のポケットに夜が咲く [02:53.02]口に出せなくても僕ら一つだ [02:56.55]それでいいだろ、もう [02:59.88]君の想い出を噛み締めてるだけ [03:10.24]だけ