[00:16.05]世界は初め 灰色で [00:24.15]陽の当たらない 場所佇んでた [00:31.24]長い夜 遠い朝 待ち侘びながら [00:39.65]かじかむ指で なぞる空の弦 [00:46.75] [00:49.42]灌いだ まどろみの奥で [00:56.91]私を呼ぶ あなたはだれ? [01:05.10]誰そ彼に手を振った 待宵の夢 [01:13.00]ほどけた瞼 霞み見た光 [01:19.66] [01:19.91]眩しさ 指の隙間から [01:27.63]くすぐる 冷めていた頬を [01:35.29]廻りだした 胸の音ことこと [01:43.12]巡りだした 生まれた意味を [01:51.10] [01:51.38]暁 別つ月の水面に [01:57.78]白縫いの灯が ゆらゆら揺れた [02:06.59]重ならない 円かな仕組みの中で [02:14.48]繫がるの 真向いの熱が 今 [02:27.41] [03:11.95]終わりは ずっと深遠に [03:19.52]茨の綿 創を塞いでた [03:27.64]棘の叢 束の蔦 否定したのは [03:35.43]騎士めく腕と 伝ぅ紅の閃 [03:41.22] [03:42.39]沈む 印抱いた血の [03:50.10]抗ぅべくもない 深海に [03:57.74]煌めいた 一二三泡の間を [04:05.57]射し込んだ 泣きそぅな熱量 [04:15.29] [04:17.52]漣 深い薔薇底の果て [04:24.25]紅の手が 私を牽いた [04:33.08]重すぎた 水圧世界の外へ [04:40.88]繫がるの 真向いの熱と 今 [04:50.51] [04:56.33]重ならない 交り合えない環の中で [05:04.31]逢いましょう また木漏れ日の下きっと [05:16.23] [05:20.00]暁 別つ月の水面に [05:26.86]白縫いの灯が ゆらゆら揺れた [05:35.33]重ならない 円かな仕組みの中で [05:43.21]繫がるの 真向いの熱が 今