[00:36.35]別れを惜しむ瞳が 暮れなずむ空のようで [00:43.31]黄金色の風に吹かれ あの時の君を思い出す [00:49.38]昨日と明日が酌み交わす 小さな店の片隅で [00:56.17]スポットライトを浴びて 夜ごと咲く一輪の花 [01:01.98]髪に絡んでいた細い指に 残してきたのは [01:08.44]この燃える心を留めた 赤い石の指輪 [01:14.74]旅立つ事ができるのは いつか帰れる場所があるから [01:21.10]交わした約束と唇 僕は君の元へ帰ると [01:27.59]闇に迷えば空を仰ぐ どれほど離れていようとも [01:33.97]月や星にこだまして しるべの歌が響いてくる [01:52.95]くわえタバコが燻らす 煙と音楽の向こう [02:00.02]一目で心奪われた あの時の君を忘れない [02:06.01]生き延びるため夢中で 血と汗と泥にまみれ [02:12.79]いつしかひとり逸れて 翳りゆく戦地を歩く [02:18.42]君を守れるだけの 強さを身につけられるならば [02:24.90]何を厭う事もないと 自分に言い聞かせて [02:31.25]旅立つ事ができるのは 待っていてくれる人があるから [02:37.59]見知らぬ敵兵を前に 我に返ったように思う [02:44.13]ためらいの間隙を突いた銃剣が 約束を断つ [02:50.43]君と繋がる土の上 優しい歌が響いている [02:56.91]どれだけ血が流れ出ても 体温が抜け落ちても [03:03.20]君と共にある心は 赤い情熱を失くさない [03:20.03]別れを惜しむ瞳が 暮れなずむ空のようで [03:26.85]黄金色の風に吹かれ あの時の君を思い出す [03:32.73]静まり返る水のほとり 倒れた僕の傍らで [03:39.73]待宵の光を浴びて いま咲いた一輪の花 [03:45.30]手を伸ばし語りかける 君の歌声に包まれ [03:51.77]悪い夢から覚めるまで どうかこのまま傍にいて [03:58.19]目を閉じて語りかける 君の歌声に包まれ [04:04.48]暁の夢で逢えるまで どうかこのまま咲いていて