[00:00.00] 作词 : カンザキイオリ [00:01.00] 作曲 : カンザキイオリ [00:08.02]「昨日人を殺したんだ」 [00:10.52]君はそう言っていた [00:13.28]梅雨時ずぶ濡れのまんま [00:15.28]部屋の前て泣いていた [00:18.54]夏が始まったばかりというのに [00:21.05]君はひどく震えていた [00:23.55]そんな話で始まる [00:26.06]あの夏の日の記憶だ [00:29.06] [00:47.85]「殺したのは隣の席の [00:50.10]いつも虐めてくるアイツ [00:52.85]もう嫌になって [00:54.11]肩を突き飛ばして [00:55.86]打ち所が悪かったんだ [00:58.62]もうここには居られないと思うし [01:01.12]どっか遠いどこで死いんくるよ」 [01:03.88]そんな君に僕は言った [01:06.14]「それじゃ僕も連てって」 [01:08.14] [01:09.14]財布を持って ナイフを持って [01:11.65]携帯ゲームもカバンに詰めて [01:14.40]いらないものは全部壤していこう [01:19.92]あの写真も、あの日記も [01:22.42]今となっじゃもいらないさ [01:24.94]人殺しとダメ人間の [01:28.94]君と僕の旅だ [01:35.20] [01:35.95]そして僕らば逃げ出して [01:37.96]この狭い狭いこの世界から [01:41.21]家族もクラスの奴らも何もかも [01:43.71]全部捨てて君と二人で [01:46.47]遠い遠い誰もいない場所で二人で死のうよ [01:50.98]もうこの世界に価値などないよ [01:53.73]人殺しなんてそこら中 [01:55.74]湧いてるじゃんか [01:57.24]君は何も悪くないよ [01:59.75]君は何も悪くないよ [02:02.75] [02:18.53]結局僕ら誰にも愛されたことなどなかったんだ。 [02:23.24]そんな嫌な共通点で [02:25.74]僕らは簡単に信じあってきた [02:29.01]君の手を握った時 [02:31.00]微かな震えも既になくなっていて [02:34.26]誰にも縛られないで二人 [02:36.51]線路の上を歩いた [02:39.01] [02:39.77]金を盗んで、二人で逃げて [02:42.27]どこにも行ける気がしたんだ [02:45.03]今更怖いものは [02:48.03]僕らにはなかったんだ [02:50.29]額の汗も、落ちたメガネも [02:52.79]「今となっちゃどうでもいいさ [02:55.55]あぶれ者の小さな [02:59.55]逃避行の旅だ」 [03:05.57] [03:06.32]いつか夢見た優しくて [03:08.57]誰にも好かれる主人公なら [03:11.58]汚くなった僕たちも見捨てずに [03:14.34]ちゃんと救ってくれるのかな [03:16.59] [03:17.09]「そんな夢なら捨てたよ [03:19.10]だって現実を見ろよ [03:21.01]シアワセの四文字なんてなかった [03:24.28]今までに人生で思い知ったじゃないか [03:27.53]自分は何も悪くねえと [03:30.28]誰もがきっと思ってる。」 [03:34.04] [03:49.06]あてもなく彷徨う蝉の群れに [03:51.57]水も無くなり揺れ出す視界に [03:54.32]迫り狂う鬼たちの怒号に [03:57.08]バカみたいにはしゃぎあい [03:58.58]ふと君けナイフを取った [04:00.33] [04:00.84]「君が今までそばにいたなら [04:03.34]ここまでこれたんだ [04:05.34]だからもういいよ [04:06.59]もういいよ」 [04:07.10] [04:07.60]「死ぬのは私一人でいいよ」 [04:12.36] [04:19.63]そして君は首を切った [04:22.13]まるで何かの映画のワンシーンだ [04:24.88]白昼夢を見ている気がした [04:27.64]気づけば僕は捕まって [04:30.14]君がどこにも見っからなくって [04:32.90]君だけがどこにもいなくって [04:34.90] [04:35.65]そして時は過ぎていった [04:37.66]ただ暑い暑い日が過ぎてった [04:40.66]家族もクラスの奴らもいるのに [04:43.67]なぜか君だけはどこにもいない [04:45.92] [04:46.42]あの夏の日を思い出す [04:48.43]僕は今も今でも歌ってる [04:51.44]君をずっと探しているんだ [04:53.94]君に言いたいことがあるんだ [04:56.47] [04:56.95]九月の終わりにくしゃみして [04:59.20]六月の匂いを繰り返す [05:01.96]君の笑顔は [05:03.46]君の無邪気さは [05:04.71]頭の中を飽和している [05:07.22] [05:07.73]誰も何も悪くないよ [05:10.23]君は何も悪くはないから [05:12.98]もういいよ [05:13.99]投げ出してしまおう [05:15.74]そう言って欲しかったのだろう [05:17.99]なあ? [06:17.99]