[00:00.000] 作詞 : カンザキイオリ
[00:00.349] 作曲 : カンザキイオリ
[00:00.698]君の神様になりたい
[00:01.198]
[00:01.695]
[00:03.704]「僕の命の歌で君が命を大事にすればいいのに」
[00:08.455]「僕の家族の歌で君が愛を大事にすればいいのに」
[00:13.455]そんなことを言って本心は欲しかったのは共感だけ。
[00:18.447]欲にまみれた常人のなりそこないが、僕だった。
[00:23.197]
[00:24.450]苦しいから歌った。
[00:26.704]悲しいから歌った。
[00:29.453]生きたいから歌った。ただのエゴの塊だった。
[00:34.202]こんな歌で誰かが、救えるはずないんだ。
[00:39.693]だけど僕は、君の神様になりたかった。
[00:41.203]
[00:45.198]こんな歌で君のジュグジュグ腐った傷跡が埋まるもんか。
[00:50.202]君を抱きしめたって、叫んだってなにも現(xiàn)実なんて変わるもんか。
[00:54.947]がむしゃらに叫んだ曲なんて、僕がスッキリするだけだ。
[00:59.951]欲しかったのは共感だけ。でも君も救いたかった。
[01:04.943]僕は無力だ。僕は無力だ。僕は無力だ。僕は無力だ。僕は無力だ。
[01:05.954]
[01:06.453]
[01:19.702]ボロボロに落ちて落ちて落ちてかさぶたになった傷で
[01:24.447]誰かと喋ってみたかったんだ、馬鹿みたいな話。
[01:29.197]「あなたに救われました」と「生きたいと思いました」と
[01:34.442]ああそうかい、変わったのは自分のおかげだろ。よかったな。
[01:35.698]
[01:39.193]子供の頃は自分も素敵な大人になると思っていた
[01:43.698]ていうか素敵な大人になって自分を救いたいっておもってた
[01:48.944]時が経ち僕が成すのはボロボロの泥だらけの自分で
[01:53.694]生きるのに精一杯。ゲロ吐くように歌う日々だ。
[01:54.692]
[01:58.950]何度だって歌った。かさぶたが剝がれるほど歌った。
[02:03.702]生身の僕で、君の神様になりたかった
[02:07.449]
[02:08.448]こんな歌で君のジュグジュグ募った痛みが癒せるもんか。
[02:15.194]君を抱きしめたって、叫んだって君が苦しいことは変わらないや
[02:18.202]グラグラで叫んだ曲なんて、僕も実際好きじゃないや
[02:23.194]欲しかったのは共感だけ。それじゃ誰も救えないや。
[02:27.442]僕は無力だ。僕は無力だ。僕は無力だ。僕は無力だ。僕は無力だ。
[02:31.446]
[02:31.945]
[02:33.699]
[02:42.697]生きた証が欲しいとか、誰かに稱えて欲しいとか、
[02:47.444]そんなのはさほど重要じゃない。どうせ落ちぶれた命だ。
[02:52.448]誰かを救う歌を歌いたい。誰かを守る歌を歌いたい。
[02:57.439]君を救う歌を歌いたい。
[02:59.948]無理だ。
[03:00.691]
[03:01.445]君は君が勝手に君のやりかたで幸せになれる。
[03:04.198]
[03:05.438]こんな歌で君のジュグジュグ腐った傷穴が埋まるもんか。
[03:13.196]君を抱きしめたい、叫んであげたい君の傷跡も痛みも全部。
[03:15.192]でも所詮君は強い。君はきっと一人で前を向いていくんだ。
[03:20.195]それならばいい。だけどもし涙がこぼれてしまう時は、
[03:24.443]君の痛みを、君の辛さを、君の弱さを、君の心を、
[03:29.193]僕の無力で、非力な歌で、汚れた歌で歌わしてくれよ。
[03:34.938]僕は無力だ。僕は無力だ。僕は神様にはなれなかった。
[03:46.696]僕は無力だ。僕は無力だ。無力な歌で、君を救いたいけど、救いたいけど。