[00:00.000] 作詞 : 巖崎大介
[00:11.780]
[00:15.560]呼吸(いき)吸うように、奪ってきた
[00:19.310]あの日々 時計の針は無情だね
[00:25.510]耳の奧へと流れてく音、
[00:28.980]すべてが青褪めていく気配
[00:33.590]もう、二度と戻ることはないと
[00:35.940]知っているのに、痛みは胸(ここ)にあって
[00:41.560]貴女を失いたくはない、なのに、
[00:46.380]どうして、どうして――――……………
[00:49.600]
[00:53.500]だから、世界を、閉ざしてしまおう?
[00:58.310]優(yōu)しさという、殘酷(かれん)な想いで、育った花を
[01:02.900]そっと耳もとへ、挿せば
[01:06.680]ねぇ、そうなんだ、髪を梳く度に、
[01:11.720]甘い言葉だけをかけたい――――………
[01:13.980]
[01:15.800]「愛してるという言葉を、百年後もかけるから」
[01:21.700]「お願いだから、この時よ、停まって」
[01:26.650]
[01:31.360]この冷えた血を、溫めて――――
[01:35.300]血が継がれて、流れているならね
[01:39.580]いつか、ひとつになれる
[01:45.680]酷い哀しみを、忘れてしまえるように
[01:50.330]一思いに、入れてしまおう
[01:53.920]見限らないでよ、誰もが、赦さなくても
[01:59.490]お願いだから
[02:00.430]
[02:03.570]いつか、月が甘く、
[02:06.500]微笑(わら)ってくれるはず、そうだろう?
[02:12.070]
[02:30.020]割れた硝子に、問いかけて見れば見る程
[02:34.710]哀しくて その中に映ったものを赦せない?
[02:40.320]ひそかに添えた、荊の冠は、どこか痛んでるよ
[02:46.860]
[02:48.190]ねぇ、一度も想われなくても、
[02:52.130]どこか臺詞(ことば)を求めて、願いは胸(ここ)にないのかな?
[02:59.210]貴女の微笑みの中で、すべてを、忘れて、
[03:05.010]溶ける――――…………
[03:06.020]
[03:08.890]砂糖漬けの、溫い血は、どこか曖昧で
[03:13.390]愛しさと、切なさなら、どこかへ、
[03:17.180]置いてくればいい
[03:19.430]きっとふたりは、今だけ
[03:21.770]
[03:23.290]もう、終わりにしよう? 永遠に続く想いなんて、
[03:29.500]どこか可笑しい―――………
[03:30.790]
[03:32.750]「泣かないでほしい、俺の中で、生き続けてるから」
[03:38.790]「この身體は、貴女の血で満たされてるから……
[03:43.310] 今は、さようなら」
[03:45.510]
[03:48.030]この冷えた手を、溫めて――――
[03:51.900]最期の懇願(ねがい)なら、とうの昔に伝えてる
[03:56.990]いつか、ひとつになりたい
[04:01.520]ゆっくりと寄せる、血の波 獨りで、
[04:06.140]溺れて 貴女の殘像を、見上げてる
[04:10.800]
[04:13.420]どうして、今、言えなかったことばかり、
[04:20.180]思い浮かぶんだろう?
[04:21.870]
[05:14.330]この冷えた血を、溫めて――――
[05:18.320]血が継がれて、流れているならね
[05:22.140]いつか、ひとつになれる
[05:27.850]酷い哀しみを、忘れてしまえるように
[05:32.460]一思いに、入れてしまおう
[05:34.820]
[05:36.480]見限らないでよ、誰もが
[05:39.410]赦さなくても お願いだから
[05:42.800]
[05:45.820]いつか、月が甘く、微笑(わら)ってくれるはず、
[05:54.860]そうだろう?
[05:55.880]
[06:17.250]「………―――――ずっと、俺の側(cè)に、いてくれ」
[06:22.950]
[06:24.850]
[06:26.510]~END~